転職のサイトに登録する前に、「転職したい理由」と「将来のビジョン」を絞り込んだら、さらにもう一段、踏み込んで考える必要もあるかも知れません。転職、というのは大きな冒険でもあり、いろいろなものを変えてゆくチャンスではありますが、一方で、転職してもしなくてもまったくかわらない部分もあるわけです。脱サラして会社を自分で興す、お店を持つ、ロックスターを目指す、というような劇的な変化はあまり「転職」とはよばれません。
転職の期限が訪れるころには、職場の人間関係はさらに悪化していました。社長が、社員の悪口をいい、社員は疑心暗鬼になって職場の誰とも心を開くことができません。すぐに怒鳴りだし、ものを投げつける上司がこわくて、媚びる同僚。媚びる同僚の悪口をいう同僚。わたしも、以前に、自分がどうやって笑っていたのかどうしても思い出せないほどに、精神的に消耗しきっていました。「今が、転職のタイミングだ」、わたしは社長のところに社内の問題について話しにいったのです。
転職の情報として企業の情報を調べるときに、知っておきたいのはその企業は安定しているのか、という部分もあると思います。経営の安定については、企業の財務情報や信用情報などを得るのは比較的簡単にできることだと思います。ここ数年の売り上げの推移を見ることもできると思います。株式の情報などを見ても、このところの経営の安定性は見ることができるのではないでしょうか。雰囲気がいいだけではやはり企業は成り立たないので、こういう部分についてもぜひ調べておきましょう。
転職をはじめて体験したのは、社会人になってから3年目のこと。ちょうど大学を卒業したのが、就職氷河期のど真ん中で、自分の専門をいかす仕事はおろか、女子学生にはほとんどまともな正社員の求人はなく、わたしの社会人生活のスタートは派遣社員でした。派遣先は銀行。周囲の派遣社員は、銀行に正社員として勤めた経験のある人ばかりで、自ずと正社員の経験のないわたしはサポート業務が中心となりました。大きな職場だったので、いやな思いを全然しなかったといえば嘘になりますが、職場の数人とは大変仲良くなり、キャリアのうえでは物足りないものがありましたが、楽しく働くことができました。逆に自分の一生の仕事ということで考えれば、早めに転職を考えるべきだったのかもしれませんが、居心地のよさが、かえって転職を考える機会を遠ざけることになっていたと思います。
転職サイトの存在を最初に知ったのはいつの時代だったでしょうか。最近ですか?それともずっと前から知っていましたか?実は、今、転職サイトはネット上で多く存在し、毎日アクセスされ続けているのです。この背景には、転職をしたい、という人々や、転職に興味がある人々の増加からと言われています。それでは何故、転職をしたい、という人々が増えてしまったのでしょうか。これには様々な理由がありますが、主な理由の一つは、不況からのリストラ、そしてもう一つは旧態依然とした会社への不満からなのです。